【デザイン特別講義】コンセプトが具現化された形に、人は心を動かされる

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【デザイン特別講義】コンセプトが具現化された形に、人は心を動かされる
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4月17日、東京江戸川区のデザイン専門学校、TCA=東京コミュニケーションアートで、ホンダの“カリスマデザイナー”、中野正人上席研究員(本田技術研究所・和光研究所)が特別講義を行った。ホンダのモノ作り、デザインの本質をわかりやすく解説した。

「モノ作りでは現場、現物、現実の“三現主義”だとよくいわれるが、ホンダではこれを『体で考えろ』『モノで考えろ』『頭で考えろ』と解釈している。コンセプトが具現化された形に、人は心を動かされるのだ」

「ホンダでは60年代に軽自動車の『N360』、70年代にヨーロッパ流合理性の『シビック』、80年代にスペシャリティの『プレリュード』、90年代にファミリカーの『オデッセイ』というように、カテゴリーを革新するコンセプトをもった製品を10年ごとに生み出している。2000年代はパッケージングを革新した『フィット』と行きたいが、その評価は2010年以降に」

中野上席研究員は1973年に本田技術研究所に入社、『プレリュード』(歴代)、『アコード・エアロデッキ』、『インスパイア』(初代)、『NSX』などのデザインを手掛け、『S2000』のデザインをディレクションした。ちなみにS2000のキーデザイナーはTCA出身の澤井大輔デザイナーだ。

《高木啓》

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