0.8ミリグラムのアルコール!! 泥酔教師は女子高生ひき逃げに関与か?

自動車 社会 社会

岩手県警は26日、呼気1リットルあたりのアルコール濃度0.8ミリグラムという泥酔状態でクルマを運転していた34歳の養護学校教師の男を道路交通法違反(酒酔い運転)で現行犯逮捕した。直前に起きたひき逃げ事件に関与した疑いもあるとして、花巻署が現在調べを進めている。

岩手県警・花巻署の調べによると、この男が関与したと思われる軽傷ひき逃げ事故が発生したのは26日の午前8時25分ごろだという。花巻市内の県道を自転車に乗って走っていた16歳の女子高校生が後方から走ってきたクルマと接触して転倒。全治1週間程度の打撲を負った。花巻署は被害者からの通報を受けて現場に急行。現場に落ちていた左側ドアミラーや、被害者の目撃証言から白い乗用車が容疑車両であるとして、市内で検問を実施して車両の洗い出しを行っていた。

事故発生から1時間20分後の午前9時50分ごろ、事故現場近くの県道でふらふらとしながら走る乗用車をパトロール中の花巻署・地域課員が発見。職務質問するためにクルマを停止させたところ、左側のドアミラーが脱落していることに気づいた。男は明らかな酒酔い状態だったため、呼気検査を実施したところ、呼気1リットル中から0.8ミリグラムという高濃度のアルコールが検出されたため、道交法違反(酒酔い運転)で逮捕。ひき逃げ事故の現場から回収されたミラーと、クルマの破断面がほぼ一致したため、ひき逃げ容疑でも調べを進めている。

男は午前8時35分に現場近くの養護学校に出勤。その後、午前9時40分に体調不良を理由に有給休暇に切り替えて退出している。学校を出てから事故現場付近に到達するまでの時間は約10分で、事故が発生した時間と出勤時間の差異も10分であることから、警察ではこの男が事故に関与したことはほぼ間違いないと判断している。

男は警察の調べに対しては「深夜から酒を飲んだが、よく覚えていない。事故は知らない」と供述。容疑を否認しているという。この男は過去にも飲酒運転での摘発歴があることもわかっており、警察では今後も厳しく追及していく方針だという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース