やましいことがあるから信号無視しても、ひき逃げしても止まれなかった?

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15日未明、大阪市西区の府道交差点で、信号無視を発見され、パトカーに追われて逃走していた乗用車が原付バイクと衝突。さらに逃走を続けるという事故が起きた。パトカーは原付バイクとの衝突が発生した時点で追跡を打ち切っている。この事故で原付バイクを運転していた16歳の少年が軽傷を負った。

大阪府警・大正署の調べによると、事故が起きたのは15日の午前1時20分ごろだという。パトロール中の大正署のパトカーが信号無視をして、交差点を突っ切る乗用車を発見。赤色灯とサイレンを使用して追跡を開始した。乗用車は70〜80km/hの速度で走行していたが、発見直後にさらに速度を上げて逃走。およそ300m離れた交差点の信号も無視し、この際に16歳少年が運転する原付バイクと衝突した。バイクは衝突の弾みで転倒し、少年は足などに軽いケガを負ったが、乗用車はそのまま止まらずに逃走していった。

警察では原付バイクと事故が起きた段階で容疑車両の追跡を中止。少年を保護するとともに、以後はひき逃げ事件として捜査してきた。同日の朝になって30歳の男が大正署に出頭。男の乗ってきたクルマの損傷が容疑車両と一致したため、男を業務上過失傷害と道路交通法違反(信号無視、ひき逃げ)の容疑で緊急逮捕している。

警察の調べに対し、男は「信号無視が見つかったことで逃げていたが、途中で事故を起こし、怖くなってさらに逃げた」などと供述しているという。警察では事故当時にこの男が飲酒運転をしていたなど、信号無視以外にも発覚を恐れていたものがあった可能性が高いとして、さらに追及していく方針。

《石田真一》

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