三菱ふそうトラック・バス、43歳のドイツ人新社長が会見

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三菱自動車工業から分社して、6日に新たに発足した三菱ふそうトラック・バスの新社長、ヴィルフリート・ポート氏が21日、都内で就任披露記者会見にのぞんだ。親会社となった三菱自動車のロルフ・エクロート社長とは異なり、43歳という若さのポート氏。宇佐美隆会長との二人三脚で、ふそうのグローバル展開の拡大に取り組む。

ポート氏は1985年シュツットガルト大学の修士課程を卒業、同年ダイムラー・ベンツ社に入社した。ダイムラー在籍時は、メルセデスベンツ・ド・ブラジル社のバス業務代表や、メルセデスベンツ・サウスアフリカ社の生産管理運営取締役会役員を歴任するなど海外経験が豊富。2000−2002年までは、ダイムラークライスラー社の経営幹部人材養成部門バイスプレジデントを務めていた。家族は妻、息子の3人家族だという。

会見では、ダイムラークライスラーとの協力を中心に、様々な質問が飛んだが、エクロート氏が三菱自動車の社長に就任したときと同様、「同じ外国人経営者として、日産のゴーン社長をどう思うか」という質問も投げられた。これに対してポート氏は「ゴーン氏とは会ったことがないし、外国人の経営者だからということで彼らと争う気持ちはない。トラック・バスの競合他社との競争を意識している」とかわしていた。

《編集部》

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