香川県警は6日、今年4月に県警本部内の組織改変を実施し、新たに少年課を設置することを明らかにした。暴走族や不良少年グループによるひったくりなど、増加する少年犯罪を専従で担当する。
香川県内では少年による街頭犯罪(ひったくり、車両窃盗)などが昨年相次いで発生。検挙者の約80%が20歳以下の少年だった。
これまで県警本部内で少年犯罪を担当していたのは生活安全企画課内に設置された「少年対策室」だったが、増え続ける犯罪の対処には専門部署の設置が必要と判断。対策室を「少年課」に格上げ。専従捜査員を配置することで少年犯罪の減少を目指すことにした。
少年課への人員配置は15人前後を予定。現在の対策室メンバーを中心に構成されるが、交通や刑事各部門との連携を密にするため、こうした部署からの異動も検討されている。
発足は4月1日を予定している。