部活動の後はひったくりでもう一汗!? 大阪府警が中学生窃盗グループを逮捕

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大阪府警は25日、原付バイクを使ったひったくりを繰り返していたとして、大阪市内在住の14歳から16歳の少年10人を窃盗容疑で逮捕、13歳の少年1人を同容疑で補導したことを明らかにした。実際の犯行に及ぶ直前まで電柱を仮想のターゲットに見立てて練習を繰り返し、一番調子の良いチームがその日の犯行を行っていた。

大阪府警・西成署によると、窃盗容疑で逮捕されたのは大阪市内在住の14歳から16歳の少年10人。グループに所属して、犯行に参加していた13歳の少年1人は同容疑で補導している。

この11人のグループは同じ中学校の、同じ部活動に参加するメンバーを中心に構成されており、これにゲームセンターなどで知り合った他の学校に通う遊び仲間が加わっている。少年らは判明しているだけで13件のひったくりに関与し、約80万円の被害を出していたとみられる。警察ではこのうち7件、被害額約40万円には少年たちの関与であると確定し、すでに家裁送致している。

少年らは犯行直前、電柱を仮想のターゲットに見立て、タッチ&ゴーを繰り返すという練習を行い、その日のうちで一番調子の良いチームが犯行を実施していた。盗んだ金品は実行犯が6割を受け取り、残りをメンバーで等分していた。部活動での上下関係がそのまま持ち込まれているためか、配分に関しては厳密に行われており、裏切った場合の制裁条項も存在していたようだという。

《石田真一》

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