総合デフレ対策の発表を控え依然見送りムードが支配的だが、「金融政策で極端な波乱はない」との見方から全体相場は小反発。自動車株は上げる銘柄が目立った。
前日急落したホンダに買い戻しが入り、前日比140円高の4520円。三菱自動車工業、富士重工業が堅調で、株価2ケタのいすゞ、日産ディーゼル工業もともに3円高となった。
米国系証券がホンダの格付を2段階下げ、日産自動車を2段階引き上げたが、日産は955円で前日比変わらず。前日の取引終了時点で日産の時価総額(株価×発行株式総数)がおよそ7年ぶりにホンダを上回ったが、ホンダが再逆転した。
トヨタ自動車は、9月中間期の売上高が日本企業過去最高の7兆8866億円を記録。通期でも過去最高の業績を確保する見込みだが、株価は45円安の2955円と10月11日以来の3000円割れとなった。