【テレマティクス第三勢力】まずは音楽配信サービスからスタート

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オムロンとモバイルキャストが来年春からスタートする第三勢力のテレマティクスサービスは、まず音声コンテンツの提供から始まるようだ。

オムロンが現在開発を進めている車載サーバー「TAS」(Telematics ApplicationServer)は、筐体内にハードディスクとCDMA2000 1X対応の通信モジュールを内蔵している。OSには汎用性も高く、開発環境での制約を受けにくいLinuxを採用する予定だ。現在はデスクトップ環境で機能をテストするためのモデルのみ完成しているが、オムロン・事業開発本部の安藤丹一主査によると「来年1月からトライアルをスタートさせるため、それまでには市販モデルに近いものを完成させる」としている。

では、このTASを使って何ができるのか。将来的にはいろいろな用途に使えるようになるらしいが、まずは音楽配信サービスから開始することが決まっている。モバイルキャスト側が集めたコンテンツホルダーの提供する番組を通信モジュールを使ってダウンロードするというものだ。

「車載サーバーをトランクルームなどに設置し、今冬以降にオーディオメーカー各社が発表する対応端末とリンクさせることになると思います。概念としては外部接続端子で結んだCDチェンジャーの代わりにTASを使うといった状態ですね」(安藤さん)

つまり、当初は車載サーバーであることを意識させず、音楽のダウンロードとその保存が可能な外部機器として販売していくということらしい。将来的に機器(例えばTAS対応ナビ)を買い足せば、観光情報を基にした経路誘導にも対処させるが、カーステレオのヘッドユニットだけでも音楽コンテンツの購入決定ができるような冗長性を持たせる方向で検討を重ねている(安藤さん)という。

肝心のコンテンツ価格だが、これについてモバイルキャストでコンテンツ制作を担当する橋元良太郎さんは「基本的なコンテンツを月に何度でも楽しめるパック料金と、新曲のダウンロードなど視聴ごとに料金が発生するタイプの二つを検討しているが、どちらもサービス開始まで調整することが必要で、価格公表は直前になる」としている。
《石田真一》

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