気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年8月1日付
●読売本社全国世論調査「環境問題」環境税は5割が導入に反対(読売・23面)
●トヨタ、今月上旬「改良プリウス」投入、燃費世界最高水準に(毎日・10面)
●日動火災、業務停止期間に自動車保険を販売(毎日・10面)
●ヤマハ初の量産化、低迷市場活性化へ電動スクーター(産経・8面)
●トヨタ北米1000万台達成で豊田章一郎名誉会長に聞く(東京・8面)
●松浦剛・豊田合成社長語る「中国はコストのベンチマーク」(東京・8面)
●日立キャピタルが中古車買取りビジネスに参入(日経・15面)
ひとくちコメント
8月になって、新聞のボリュームが極端に減った。各紙のページを数えると、それでも日経が40ページと一番多く、次いで読売が36ページ、朝日、毎日、東京の3紙は28ページ、夕刊を発行していない産経は30ページである。この夏はことのほか暑く、集中力に欠けるので、紙面のスリム化は個人的にも大歓迎だが、問題は紙面の中身である。
きのうはトヨタ自動車の張富士夫社長がお膝元の名古屋で記者会見を開いたようだが、写真付きで掲載したのは毎日のみ。今月上旬、燃費が世界最高水準の「改良プリウス」を投入するという会見での話題も日経がきのうの夕刊で速報したものの、きょうは東京と産経が小さな記事で取り上げた程度で、発行部数が多い読売と朝日は完全に夏休みモード。
トヨタは今週初めに都内でも社長会見を行っているから新鮮味が薄れたようだが、話題性に欠く魅力のない会見ならば開く意味がない。