香川県警は15日、高松港を発着するフェリーの利用客を対象とした飲酒検問を今後も継続して実施していく方針を明らかにした。フェリー会社へもトラックドライバーなどへ酒類を販売しないよう、要請していくという。
昨年末にフェリー内で飲酒した運転手が大型トラックで追突事故を起こして4人が死亡した事故の発生を受け、これまでにも数カ月に1度のペースで行われてきた。しかし、今月7日に山梨県内で高速バス運転手による飲酒運転が発覚し、その理由が「暑くて喉が渇いた」というものだったことから、フェリーに乗ったことを安心して飲酒に及ぶ同様のケースがあるかもしれないと考え、これを強化することになった。
強化後の初検問は11日に行われたが、今月中にも抜き打ちで数度の検問を計画しているという。実際に摘発するというより、「フネを降りたところで必ず検問をやっている」ということをドライバーに認知させることで、船内で絶対に飲酒をさせないという予防線を張ることが本来の目的だとしている。