書類送検、更迭、停職---違反もみ消しの代償は大きい

新潟県警は10日、1999年に自分の長男の速度超過違反のもみ消しを行うように部下へ指示していたとして、白根警察署の現署長(警視)と、当時の交通機動隊長岡方面隊長(すでに退職)を偽計業務妨害の疑いで新潟地検に書類送検したことを明らかにした。

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新潟県警監察官室は10日、1999年に自分の長男の速度超過違反のもみ消しを行うよう部下へ指示していたとして、白根警察署の現署長(警視)と、当時の交通機動隊長岡方面隊長(すでに退職)を偽計業務妨害の疑いで新潟地検に書類送検したことを明らかにした。また、白根署長については同日付で現職を解任し、停職2カ月の懲戒処分を言い渡している。

監察官室の調べによると、この署長(当時は警察庁関東管区警察局・警務部調査官として出向中)は1999年9月9日、長岡市内で31km/hオーバーの速度超過違反で長男が検挙された際、部下の交通機動隊長に命じ、この違反事実をもみ消すように依頼した。隊長はこの依頼を断ることができず、違反記録を登録するための取り締まり原票を県警の運転管理課に送付せず、違反は記録されなかった。

県警では署長が自分の職権を悪用して、部下に不正行為を命じたものと断定し、偽計業務妨害の疑いで新潟地検に書類送検するとともに、現職にある署長には停職2カ月の懲戒処分を言い渡し、さらに署長職を解任して警務部付けにするという厳しい処分を下した。

問題の長男は、今月2日にも新潟市内で酒気帯び運転でタクシーに追突、そのまま現場から逃走するひき逃げ事故を起こし、危険運転致傷罪の適用も検討されている。息子のためを思って違反の取り消しを行った父親の歪んだ愛情表現が「間違ったものであった」ということは、この息子がさらなる事故を起こしたことでも明らかだ。
《石田真一》

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