神奈川県警は4日、乗用車を運転している最中にミニバイクと衝突し、運転していた少年に全治1カ月の重傷を負わせた23歳の男を業務上過失致傷と道路交通法違反(酒気帯び運転)の容疑で逮捕したことを明らかにした。この男の呼気に含まれていたアルコール量は0.15ミリリットルで、6月1日の改正道路交通法施行により、酒気帯びと認定される量なり、神奈川県警としては初の送検対象となった。
警察の調べによると、事故が起きたのは3日の午後10時15分ごろで、相模原市古淵2丁目付近の市道交差点で、右折しようとした23歳の会社員が運転のクルマと、直進してきたミニバイクが出会い頭に衝突し、運転していた16歳の少年が足の骨を折って全治1カ月の重傷を負った。
事故自体はミニバイクを運転していた少年が黄色信号を見て、スピードを上げて交差点に進入したことが原因だが、通報を受けて駆けつけた警察官が乗用車のドライバーが酒くさいことに気づき、チェックを行ったところ、呼気1リットル中に0.15ミリリットルのアルコールが検出された。この数値は6月1日以降、酒気帯び量と認定されることになったため、警察はこのドライバーを道路交通法違反(酒気帯び運転)と、業務上過失致傷容疑で4日未明に逮捕した。相手にケガを負わせることとなったが、事件がバイクの少年による強引な交差点進入によって発生した可能性が高く、現時点では危険運転罪の適用は考えていないという。県警によると、飲酒検問などで新基準による酒気帯び認定は他にもあるが、事故が関係したため、送検対象となる案件は今回のものが初ケースとなった。容疑者は5日午前に送検される予定となっている。
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