広島県警の反撃!! フラワーフェスティバルが暴走族との対決の場に?

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広島県警は23日、来月3日から5日まで開催される「ひろしまフラワーフェスティバル」の期間中、250人体制で暴走族の取り締まりを行うことを明らかにした。4月1日の広島市暴走族追放条例施行以後、最初の大規模イベントとなるが、暴走族が市民に対しての示威活動を行う可能性が高く、現時点でもかなりの混乱が予想されている。

ひろしまフラワーフェスティバルは、広島市を会場に行われるゴールデンウィーク恒例の大規模イベント。警察庁が発表する全国行楽地の人手予想では、博多どんたくに次いで2位のポジションを今年もキープ。3日間の期間中に延べ140万人の来場者があると予測されている。

この大規模イベントに暴走族が黙っているわけではなく、昨年は3日間で延べ65グループ、同555人のメンバーが市内の公園などで円陣を組むなど、示威活動を行っていた。広島県警も取り締まりに当たったが、暴走行為を行っているわけではなく、解散命令を出す以外に方法がなく、取り締まりの実効性には欠けていた。

しかし、今月1日に広島市の暴走族追放条例が施行され、特攻服などを着用した状態で公園に集結することが禁止され、イベント直前の5月1日からは市条例違反容疑での検挙も可能となる。昨年は行えなかった示威活動中の取締りが、今年からはできるようになるのだ。

広島県警では250人体制でフラワーフェスティバル会場や、市中心部のアリスガーデンなどの警備を強化。複数の暴走族メンバーが集結を始めた段階で、市の職員から市長の中止・退去命令の伝達を受け、これらを強制排除する方針だという。

罰則規定適用の直前の週末となる27日深夜から28日未明に掛けては、県警の暴走族対策室の捜査員が出動し、集会などが5月以降は違反行為になり、逮捕事由になることを告知するとしている。

《石田真一》

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