愛媛県警は23日、松山市内を改造バイクなどで走り回り、他車に交通上の危険を与えたとして、松山市を拠点に活躍する暴走族メンバーの10人を道路交通法違反(共同危険行為)の疑いで逮捕したことを明らかにした。
警察の調べによると、逮捕された10人は松山市内を拠点に活動する2つの暴走族メンバーで、敵対行為ではなく、互いにチームを組んで暴走行為を繰り返していたという。直接の逮捕容疑は今年1月28日未明、JR松山駅近くの市道をバイク5台に分譲し、ジクザク運転を繰り返すなどして他車の通行を著しく妨害した疑いによるもの。
愛媛県警では暴走族対策を強化しており、当日も警察官がビデオカメラなどで暴走行為を録画。後日その映像を元に分析を行い、暴走行為を行っていたメンバーを特定した。また、暴走族に走行を妨害されるなどして、急ブレーキや急ハンドルでの回避を強いられたドライバーに対しては、こちらもナンバープレートなどの映像記録から検挙に向けた協力を要請。「運転に危険を感じた」という被害の届け出を行ってもらっているという。
今回逮捕された10人のうち、15〜17歳の未成年者は8人おり、残る2名は両暴走族のリーダーで20歳以上だったが、共に無免許だった。