心機一転でヨーロッパ・ラウンド開幕戦に望むはずだったジョーダン。しかしレース序盤で両マシンがリタイアとまたしても残念な結果に終わってしまった。
土曜日までは大きな問題もなくやっときちんと予選が戦えた佐藤琢磨だが、わずか6周目にしてギヤが1速にスタックしてしまいリタイア。ウェットでのフリー走行では好タイムを出していたジャンカルロ・フィジケラも予選時と同じと見られるハイドロ系のトラブルのため20周で姿を消した。
「残念な結末になった。それまでは順調に走っていたマシンが4周目突然ギヤに問題が発生し、1速にスタックして選べなくなってしまったんだ。ピットに戻り電気系統をリセットしたんだけど、ピットアウト直後に同じトラブルが起こったので、リタイアせざるをえなかった」と佐藤琢磨。
なかなか結果の出ない苦しい展開がジョーダン・ホンダの佐藤には続いているが、次戦のバルセロナはオフシーズンのテストで走り込んでいるだけに、早くも次へ気持ちを切り替えていた。