福井地検は8日、飲酒とトルエン吸引で酩酊した状態にもかかわらず、クルマを運転して事故を起こした29歳の男を危険運転致傷罪で起訴したことを明らかにした。薬物使用による同罪適用は睡眠薬によるものがあるが、飲酒とトルエンのダブルは初めて。
警察や検察の調べによると、この男は2月17日夜、福井県春江町の町道でクルマを運転中に対向車線へはみ出し、対向してきた31歳女性の運転するクルマと衝突した。しかし、男はそのまま現場から逃走。その15分後に信号待ちをしていたクルマに追突。二度の事故でクルマは走行不能となり、この男も駆けつけた警察官によって逮捕された。
逮捕当時、男は酒をかなり飲んだ状態で、しかも車内からはトルエンの入ったビンも発見。車内にシンナー臭が残っていたことや、逮捕時に男が意味不明の言動をしていたことから飲酒と薬物状態による酩酊状態と判断された。
検察ではこれらの行為を非常に悪質と断定し、事故を起こした責任も男が回避していることから危険運転致傷罪の適用を決めた。
薬物要因による同罪適用は睡眠薬の大量服用によるものがあるが、飲酒とシンナーのダブルパンチはもちろん初めて。
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