アメリカの保険グループAIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)は22日、オリックスと共同で富士火災海上保険の第三者割当増資を引き受け、発行済み株式40%を取得して、筆頭株主となったことを明らかにした。
富士火災は2000年7月にAIG傘下にある損害保険会社AIU(アメリカン・インシュアランス・カンパニー)と提携しており、共同でマーケティング会社などを設立している。しかし、これまでの出資比率は3.6%に留まっており、同社の筆頭株主は4.67%の株式を有する大和銀行だった。
富士火災が今回の第三者割当増資の実施を決定した際、AIGでは関係強化の一環として株式引き受けを決め、オリックスと共同で22.14%ずつを取得。両社グループが筆頭株主となることが正式に決まった。
AIGは世界130カ国で損害保険業務を行っており、基盤強化に努めているが、今回の株式取得もその一環。資本参加後はAIGとオリックスから役員を富士火災に派遣し、経営に参加するが、AIUなどに吸収するわけではなく今後も業務は続けていくという。
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