【上海ショー2001】シトロエン『ピカソ』を中国人はどう見る?

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【上海ショー2001】シトロエン『ピカソ』を中国人はどう見る?
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フランスのシトロエンが参加する東風汽車は、中国3大メーカーのひとつ。しかし、このところ長春第一と上海大衆のVW連合(一汽大衆)の勢いがものすごく、東風としても存在をアピールしなければならない。そこで、シトロエンの小型ミニバン『ピカソ』を中国で生産することになった。

すでに11月に発表されているが、上海大衆汽車の地元で行われる上海モーターショーで報道陣を集めた説明会を行い、この地域のメディアに取り上げてもらおうという作戦に出た。

中国生産ピカソは約21万元(約320万円)。一部でウワサされているホンダ『奥徳寨』(オデッセイ)の値段が30万元弱(約450万円弱)だから、こういうスタイルのクルマとしては低価格だ。来年1月中に700台が出荷され、2002年通年では1万台の販売を計画している。販売重点都市および地域は北京、上海、南京、武漢などに設定した。東風内部に聞くと「北京など北部は保守的なクルマが好まれるが、ピカソは上海や南京で売れるだろう」とのことだった。

ただし、上海モーターショーでのピカソへの注目度は、それほど高くないように思える。新しい形だということは理解できても「どっちが前なのか分からない」先進的すぎるスタイルは、まだ中国には早いのではないだろうか。若い女性でさえ、VW『ニュービートル』(新甲売虫)のデザインを「クルマらしい」とは思わないのだ。

《レスポンス編集部》

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