アルコール系燃料は安全か!? ---内紛もからんで事態は複雑化

自動車 社会 行政

アルコール燃料製造販売のガイアックス(福岡県)は23日会見し、自社ブランドの燃料「エピオン」を発売すると発表した。同社は今年3月までガイアエナジー社の燃料を供給していたが、取引などをめぐって同社とトラブルになり、自社ブランドで改めて燃料を販売することにした。

同社の説明によると、ガイアエナジー社が今年1月頃からガイアックス社を経由せずに燃料を韓国やマレーシアから独自調達し始めたのが取引中止の発端という。6月に起きたオデッセイなどの発火事故も「ガイアエナジー社の原材料やブレンド方法に問題があったため」とし、「当社は品質管理を徹底しているため、不具合は一度も発生していない」と主張している。ただし、実際の車両を使った長期テストはまだ1年3ヶ月ほどと言う。

本当にアルコール系燃料が安全がどうかは、国土交通省などによる検討会の調査結果を待ってから判断したほうがよさそうだ。ガイアエナジー社もガイアックス社も「検討会にはぜひ参加したい」と話している。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集