中国政府が日本のセーフガード暫定発動に対抗し、自動車や携帯・自動車電話、エアコンなどの日本製品3品目に100%特別関税を課したことで、日産と日産ディーゼルは中国向け輸出車両の国内生産を6月でストップするという方針を明らかにした。
日産は『N16(日本名『ブルーバードシルフィ』)』や、『公爵(日本名『セドリック/グロリア』)』を、日産ディーゼルは中型トラックを輸出している。
しかし、特別関税の導入以後は車両価格の2倍近い税金が課せられることになったため、注文のチャンセルが相次ぎ、新たな受注が入ってくる見込みもないことから、中国向け車両の生産をストップすることを決めた。当面はすでに上陸済みの在庫車両でまかなうが、一部で日本製品の不買運動なども行われている状況で、これらが売れる可能性も低いという。
他の日本メーカーでは、いすゞが同様に中国向けトラックの生産をすでにストップしている。