急きょジャガー入りを決定したペドロ・デラロサに対し、プロスト側が異議を唱えている問題についてデラロサが「サインはしていない」と釈明した。デラロサは次のようにコメントしている。
「たしかに当時はプロストに行くことが最高の選択だと考えていたけど、正式なサインをする前に発表するのはどうかと思った。彼らはスポンサーとかにプレッシャーをかけたかったのかもしれない。僕はマシンに乗ってみたいと言ったんだけど、交渉中だから出来なかった。そんな時、ジャガーから正式なオファーが来た。彼らとの交渉のほうがスムーズに進んだし、対処しやすかった。だからジャガーに決めたんだ」
という話が事実なら、プロスト側の勇み足と言うべきか……? ともあれデラロサは、ジャガーの新人、ルシアーノ・ブルティの成績如何では、シーズン途中から正ドライバーとしてコクピットに座る可能性が出てきたと言えよう。