インターネット上で中古車の販売を行う「中古車市場」を運営する、大阪のアーム・コーポレーションが、総合商社のニチメンと共同で、並行輸入車の事業を行うことになった。
扱われるクルマはメルセデス・ベンツがメイン。ニチメンが正規代理店のない、つまりメーカーによる標準価格の指導が入らない国のディーラーを通じて、ドイツに注文して買い付けを行う。注文するのはオプションのほとんど付いていない廉価バージョンで、これに日本の購入者が注文したパーツを後付けで追加。その後に日本へ輸入するという。9月からこの事業を開始し、月に1億5000万円規模で輸入を行う。
輸入したクルマは、アーム側が自社のWebサイトを使って販売、成約する度に車両代金をニチメン側に納めるシステムとなっている。アームでは「個人売買というより、加盟する代理店が購入することを狙っている」としており、このビジネスに自信を見せている。