低硫黄化でPM削減、ディーゼル対策の支援を通産省が計画

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通産省は、軽油を低硫黄化する脱硫装置を石油精製業者が購入した場合、購入費用の一部を支援する方針だ。

軽油を低硫黄化するとディーゼル排ガスから出るPM排出量が削減されることになる。東京都などが排ガス規制の強化を検討していることから、日本自動車工業会は新長期排ガス規制の2年前倒し、さらに石油連盟が低硫黄化した軽油の供給を排ガス規制の厳しい特定地域で実施する方針にしている。石油連盟では、軽油を低硫黄化するための設備投資に5000〜6000億円必要としており、早期の供給に難色を示している。通産省が脱硫装置の設備投資に支援することで、前進する可能性も出てきた。ただ、財政難のなか、大蔵省がそれを認めるかは疑問だ。

《レスポンス編集部》

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