アクアラインにも公共投資!? 官僚の「夢物語」に巨額の税金が…

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通行量が予想の半分以下で、採算が悪化していた東京湾横断道路アクアライン。2000年度の予算で、日本道路公団に対する償還期間の延長が認められたため、通行料金が値下げされる見込みとなった。値下げで通行量の増加を目指す。

アクアラインは神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ、延長15.1kmの一般有料道路。総事業費は1兆4400億円、普通車の通行料4900円(開通後5年間は4000円)、初年度の交通1日2万5000台で、40年間で償還する予定だった。

しかし、開通後1年間の交通量実績は1日1万台で、計画の4割にとどまっている。このため、償還期間を50年間に延長、2000年度から2007年度まで普通車3000円、2008年度から2012年度まで4000円、2013年度以降4900円にする。

値下げは、交通量の増大を前提とした試算。しかし、これぐらいの値下げで交通量が増えるとは考えられず、値上げすれば再び交通量が減るのは誰にも分かるはず。最初にした試算の責任者も明確にせず、官僚の作った「夢物語」に巨額の税金が投入され、またどこかで公共投資が始まる。

《レスポンス編集部》

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