GMの正規輸入販売を手掛ける三井物産オートモーティブは、GMハマー『H2』の2005年モデルを5日より販売開始した。
カナダ、トロントにあるリビエラ・コンセプト社が、男性用の香水「ハマー・フレングランス」を発売する。タイム、サンダルウッドなどを中心としたさわやか系の香りで、価格は52ドル。
GM(ゼネラルモーターズ)とロシアのアフトトル社は、ロシアのカリーニングラード州にあるアフトトル社の工場でGMのハマー『H2』の生産を開始したと発表した。
ハマー『H2』の売り上げが下降線の一途をたどっている。GMでは頭金なしの48カ月リースをH2に対して提供しているが、それにもかかわらずH2の2月の売り上げは昨年との比較で21%も少ないのである。
近年、東京国際ボートショー(5−8日、幕張メッセ)では業界あげてマリンレジャーの普及、つまりは製品やサービスの低価格化を推進している。ちょっと大きめのミニバン1台分ぐらいの購入価格と維持費で、プレジャーボート1隻を所有できるようになった。
ハマーは2月にスペシャルエディションの『H2ビクトリーレッド』を販売する。ベースとなるのはH2の「ラグジュアリー」シリーズで、鮮やかな赤のボディにクロームトリムを多用した高級感あるデザインだ。
クライスラーのジープブランドは、本来アウトドア、オフロードの代名詞のようなクルマだった。しかしGMがハマーを打ち出して以来、「タフなクルマ」の座を奪われた感がある。
ロサンゼルスオートショー(ロサンゼルスモーターショー)でデザインコンセプトが出され、注目のハマー『H3T』ミッドサイズピックアップだが、GMでは05年中に06年モデルとして全米で発売することを「確約」した。
ハマー『H3T』が履くタイヤは、まるでスポーティシューズに見える。それもそのはず、ベーシックデザインは、あのナイキ社が行なった。ナイキはH3Tのインテリアデザインも手がけた。
ハマー『H3T』のパワーユニットは、直列5気筒のシングルターボ。最高出力は350馬力、最大出力は48.4kgm。『H2』は6.0リットルV8を搭載しているが、今度はどうしてターボ?
ハマーの小型ピックアップが登場、その名も『H3T』。350馬力のコンセプトモデルだが、量産前提。ルーフのキャンバスルーフを開いて、オープン感覚も味わえる。
ハマーへのライバル意識が見えるのが、ジープのコンセプト、『レスキュー』だ。『ラングラー』をベースに開発され、数年以内に市販が見込まれる。しかもエントリークラスのジープとして、価格も2万ドル以下が考えられている。
GMは、ハマーのピックアップ、『H3T』をロサンゼルスショーで発表する。これまでのものと比べると「小柄」で、今後GMが様々なサイズ、グレードでハマーブランドを育てて行く指標となりそうだ。
年末から始まるLAオートショーで、GMは4つの新型モデルに加えコンセプトカーも1台発表する。新型は、サターン『リレイ』、ビュイック『テラザ』ミニバン、サーブ『9-2』、シボレー『コバルト』。
GMの副会長、ボブ・ラッツ氏によると、ハマーにはまだまだ発展の可能性がある、という。現在ハマーはフルボディの『H1』、ややコンパクトな『H2』の2モデルだが、来年には『H3』が登場する。