小糸工業は26日、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような状況が存在していると発表した。同社は業績悪化の原因となっている航空機シート事業から、その他の事業を分社化して、その他事業の存続を図る。
全日本空輸(ANA)は、航空機シートに不正があった問題で小糸工業に対して損害賠償費用など約201億円を求めて東京地裁に提訴した。
小糸工業が発表した2010年4〜12月期連結決算は、営業利益が11億5900万円となり、黒字に転換した。
小糸工業が発表した2010年9月中間期の連結決算は、当期損益が115億3300万円の赤字となった。航空機シート事業での不正行為によって損害賠償引当金や、たな卸資産評価損を計上したため。
小糸工業が発表した2010年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、営業利益が4800万円と黒字となった。
小糸工業は、2010年3月期の財務報告書に「内部統制に重要な欠陥がある」と記載すると発表した。同社は航空機シートの仕様承認試験に不正が発覚、国土交通省から今年2月8日、業務改善勧告を受けた。
航空機シートの設計・製造で不正があったとして業務改善勧告を受けたことから、小糸彰代表取締役会長が会長を引責辞任すると発表した。取締役相談役に退く。
小糸製作所は、子会社の小糸工業が航空機シートの設計・製造過程で不正があったとして国土交通省から業務改善勧告を受けたことから、調査委員会を設置して事実関係を調査する。
ヘッドランプなどの大手自動車部品メーカー、小糸製作所の子会社である「小糸工業」が納入している航空機座席について、国土交通省は、耐火性や強度などの仕様を受けるための試験の記録をねつ造、改ざんするなどの不正
小糸工業が26日に発表した2009年4-12月期(第3四半期累計)の連結決算は、経常損益が17億0200万円の赤字となった。前年同期は7億5600万円の黒字だった。
小糸工業は23日、掛川隆常務が社長に昇格する人事を内定した。6月23日開催の定時株主総会とその後の取締役会で正式に決定する。
小糸工業が発表した2008年4 - 12月期(第1 - 3四半期)の連結決算は、売上高が前年同期比2.6%増の397億8300万円と増収となった。
小糸工業は、破たんした米国の投資銀行リーマン・ブラザーズなど、特別損失が見込まれる債権8億円分を保有していると発表した。
小糸工業が発表した2008年4 - 6月期(第1四半期)の連結決算は、売上高は前年同期比49.5%増の120億6200万円と大幅増収、営業赤字が1億3500万円となり、前年同期の8億6200万円から大幅に改善した。
小糸工業は、2008年3月期連結決算業績見通しを上方修正した。