米フォードモーターのフォード会長兼最高経営責任者(CEO)は、再建にふさわしい才能(人物)がいれば「CEOのポストを任せる」との考えを示したという。米『ニューズウィーク』誌のインタビューで述べた。
米『ウォールストリート・ジャーナル』紙によると、経営不振の米自動車大手フォードモーターのビル・フォード会長が日産自動車のカルロス・ゴーン社長兼CEOに電話で、GMとの提携協議が不調に終わった場合、フォードとの提携交渉に入るよう要請したという。
GMは2006年4-6月期連結決算で、当期赤字が31億7900万ドルだったと発表した。
日産・ルノーとの提携交渉で注目されている自動車最大手の米ゼネラルモーターズ(GM)が発表した4−6月期決算は、リストラ関連費用が膨らんだため、純損失が31億7900万ドル(約3700億円)に達し、赤字幅は前年同期に比べ拡大した。
トヨタ自動車グループの2006年上半期のグローバルでの生産台数は、ダイハツ工業、日野自動車を含めて前年同期比9.4%増の452万2002台となった。これで年間生産台数が900万台達成する見通しは高くなった。
トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は20日の記者会見で、ルノー・日産自動車連合が米GM(ゼネラルモーターズ)と提携交渉を行っていることについて「基本的にはよそ様の話であり、コメントは控えたい」と、同社への影響などについての言及を避けた。
米国株の大幅続伸を好感し、全体相場は大幅続伸。東証1部の値上がり銘柄数は過去最多を記録し、平均株価の上げ幅は今年4番目を記録した。自動車株は全面高。日産自動車は年初来安値を更新したが買い戻しが入り反発した。
トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は20日、年央会見で日産・ルノーと提携協議に入ったGMへトヨタが資本提携を検討しているとの報道について「我々が参画することは無い」と述べた。
米ビジネスウィーク誌に掲載した記事によると、トヨタ自動車幹部は「3社連合の阻止の選択肢を検討している」と報じた。またワゴナー会長は、米ニューズウィーク誌のインタビューで「私の経営に不満を示している者はいない」と語ったという。
日産自動車と仏ルノーのCEOを兼務するカルロス・ゴーン社長と米GM(ゼネラルモーターズ)のリチャード・ワゴナー会長兼CEOのトップ会談が14日、デトロイトで行われ、両陣営は提携効果について迅速に検討を行うことで合意した。
GMとの提携問題が取りざたされているルノー/日産グループのCEOカルロス・ゴーン氏が米メディアのインタビューに答え、GMのグループ参入を歓迎する一方で、一時ゴーン氏が日産社長として経営立て直しを行ったようなGMへの直截の関与はしないという意志を明確にした。
日産自動車・仏ルノーのカルロス・ゴーン社長と米ゼネラルモーターズのワゴナー会長が、いよいよデトロイトで提携交渉に乗り出すが、きょうの各紙は外電などをベースに交渉直前の両トップの思惑などを報じている。
ホンダの福井威夫社長は13日、日産ルノー連合とGMとの提携について「巨大自動車メーカーは、いい商品の開発が難しくなる。GMがなぜ、あんな(経営不振)状態になったのか。大きくなることは脅威」と、提携の効果に否定的な見方を示した。
カーコリアン氏から提携の提案を受けた時、日産自動車とルノーのCEOを兼務するゴーン社長は血が沸き立つ思いだったのではないだろうか。日産自動車に続いてGMの再建も自らの采配で行う。その先には日米欧にまたがる世界最大の連合体のCEOポスト---。
日産と仏ルノーの社長を兼ねるカルロス・ゴーン氏と、米ゼネラルモーターズ(GM)のリック・ワゴナー会長によるトップ会談が、今週14日にも米国デトロイトで開かれるが、きょうの各紙は巨大提携実現の可能性を探る記事が目立つ。