トヨタが18日に発表した新型『ランドクルーザー』(200系)。発表会場で、身長182cmの体重90kgオーバー、肩幅も胸板も厚い立体的に大柄な体格の記者が、実際に乗り込んで体感してみた。すべては車幅1970mmの余裕がなせる技というわけだ。
新型トヨタ『ランドクルーザー』のデザイナーに与えられたミッションは「信頼感」。デザインの基は、「“ツールライクデザイン”とトヨタ社内で呼ばれる、今流行しているツールに見られるような機能に裏打ちされた美しさのある、パネリッシュなデザイン」(トヨタデザイン部宇角直哉グループ長)。
トヨタ自動車のエグゼクティブ チーフエンジニアの渡辺秀樹さんは新型『ランドクルザー』のターゲットユーザーについて、「第一に、これまでランドクルーザーに乗っていた人。次に『プラド』からの乗り換え等、本格SUVにステップアップしたいと考えている人が該当する」と言っている。
新型トヨタ『ランドクルーザー』のエクステリアは先代のイメージを踏襲しながらも、細部においては現代風のアレンジが加えられている。
日本でのトヨタ『ランドクルーザー』はオフロード車の頂点というイメージが強いが、アメリカではメルセデスベンツ『Mクラス』やBMW『X5』をライバル車種とした、レクサスブランドで販売される超高級SUVとしての顔を持っている。
商品開発本部の金井俊彦さんは「新型ランドクルーザーには、今まで海外向けに設定されていた盗難防止のアイテムを日本仕様にも標準装備しています。イモビライザーはもちろん、レッカー車やクレーン車での車両持ち出しに有効な傾斜センサーや、不正に車内に不審者が入ったときに作動する侵入センサーなどが装備されています」という。
新型トヨタ『ランドクルーザー』のデザインについて、開発を担当したトヨタ車体デザイン部長の大槻唯夫さんは、「ランドクルーザーは、中近東で、クルマを複数所有する人のファーストカーという顔がある。見せ掛けではなく、本物の造形を目指した」と、コメント。
トヨタ車の中で最長となる57年の歴史を持ち、国産4WD車の頂点に位置する『ランドクルーザー』がフルモデルチェンジを行なった。200系に一新されたランドクルーザーもまた、従来型の100系同様に世界中の砂漠やジャングルで使われることを念頭に置き、走行性能を大幅に高めているという。
トヨタは18日、新型『ランドクルーザー』(200系)を発表会した。商品開発本部第1トヨタセンター製品企画主幹の田中武彦氏は、国内の購買層のターゲットは「30代後半から50代ですね」という。
トヨタは18日、新型『ランドクルーザー』(200系)を発表した。商品開発本部第1トヨタセンター製品企画主幹の田中武彦氏は、ライバルについて、日本車に関しては、日産が『パトロール』をやめたため現在はないとする。
トヨタ自動車は18日、東京・池袋のアムラックスで新型『ランドクルーザー』の発表を行い、その席上、渡辺捷昭社長は同車の世界展開について「08年は年間10万台以上の販売を目指したい」と強調した。
『ランドクルーザー』は1951年に初代(『トヨタジープBJ型』)が誕生して以来、前モデルまでは一貫して本社工場(愛知県豊田市)で組立が行われてきた。新モデルからは田原工場とトヨタ車体の吉原工場に全面移管されている。
トヨタモデリスタインターナショナルは、新型『ランドクルーザー』用カスタマイズアイテムとしてモデリスタバージョン、モデリスタセレクションを設定し、発売開始した。
トヨタ自動車は、『ランドクルーザー』をフルモデルチェンジして18日から販売開始した。
9月18日に発売するトヨタ『ランドクルーザー 200』。今号では、気になるランクルの特集はもちろん、車体価格の500万円を使ったユニークな遊びを紹介。もっと視野を広げてみると、ランクルと同値段の非日常的な買い物や遊び・体験ができることが判明してしまったのだ。