フェラーリのV12気筒モデル『599』が3日、日本市場向けに発表された。同時期、パリで開催されていたパリモーターショーにも展示されていた。欧州名は「599GTBフィオラノ」だが、日本では海外記事の翻訳も含め「599」となる。
最高速度330km/hを達成するフェラーリ『599』は、ダウンフォース、ドラッグ両方の面で、空力に配慮されている。
フェラーリ『599』のインテリアは、ハイパフォーマンスドライビングを約束しながら、実に豪華だ。すべてが本物の素材を豊潤に使う。
3日日本発表されたフェラーリ『599』にはF1ギアボックスのほか、ヨーロッパ市場では通常のマニュアルギアボックス仕様も用意されている。
3日日本発表されたフェラーリ『599』、搭載されるF1ギアボックス(セミオートマチック)は新世代へと進化、「F1 スーパーファースト・ギアボックス」と呼ばれる。
コーンズ芝ショールームにて開かれた、V12エンジンのフェラーリ『599 F1』の発表会にて、報道陣の「12気筒エンジンの音が聞きたい」というリクエストに応え、フェラーリF1のチーム代表ジャン・トッド氏が実際にエンジンをかけるというデモンストレーションをみせてくれた。
フェラーリの輸入元のコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド、一瀬和久営業本部長は『599』について「ここ20年間の12気筒のフェラーリでは、最も人気の高いクルマ」と評価した。
フェラーリF1チームの総監督であり、フェラーリ社のマネージング・ダイレクターのジャン・トッド氏もフェラーリ『599 F1』の日本発表会(3日、東京芝、コーンズ・アンド・カンパニー本社)に駆けつけた。
ピニンファリーナデザインによるフェラーリ『599』(3日、日本発表)は、従来のフェラーリのエレガントなラインからややはずれ、“エグい”雰囲気を出している。そのエグさは、“強さ”と置き換えてもいいだろう。
コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは3日、V12エンジンを搭載するフロントエンジン・2シータークーペの新型、フェラーリ『599 F1』を発表した。歴代フェラーリの中で、最も強力なV12エンジンを搭載する。