ジェイテクト、FA制御機器用耐環境リモートI/Oユニット「TBIPシリーズ」をラインナップ

~フレキシブルな設備に向けたソリューション提案~



株式会社ジェイテクト(本社:愛知県刈谷市、社長:近藤 禎人、以下「ジェイテクト」)は、自動車部品・軸受・工作機械事業で培ったコアコンピタンスを活かし、FA制御機器用耐環境リモートI/Oユニット 「TBIPシリーズ」 をTOYOPUCの製品ラインナップに追加しました。TBIPシリーズは、工作機械や生産設備において省配線化を実現するリモートI/Oユニットです。安全用I/Oと一般用I/OをEtherNet/IP通信で接続することで、端子箱を必要とせず、設備内に直接レイアウトすることが可能です。
本製品をIIFES 2025に初出展します。

ジェイテクトグループは「技術をつなぎ、地球と働くすべての人を笑顔にする」というミッションに基づき、2030年までに目指す姿としてJTEKT Group 2030 Vision「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」を掲げています。このソリューションプロバイダーへの変革のために、既存製品の高付加価値化と新領域へのチャレンジの両軸での成長と変革を目指しています。
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1.開発背景
自動車をはじめとしたモビリティ産業は、多種多様な視点で機能価値の向上が求められております。TBIPシリーズは、水が掛かる環境でも使用できる構造のため、設備設計時のレイアウト自由度を向上し、加えてEtherNet/IP通信に対応することで、設備の省配線化を実現します。


TOYOPUC製品は自動車製造業をはじめとする様々な製造現場で採用されており、生産ラインで現場が欲しい商品群をラインナップしてきました。生産ラインでメンテナンスをする方だけでなく、より良い設備作りのために工作機械・設備で長年培ってきたコアコンピタンスを活かし、実現したジェイテクトだからこそご提案ができる技術です。

2.製品の概要
◇設備をレイアウトフリーにするためのどこにでも設置できる耐環境型リモートI/Oユニット
一般的に制御機器は防水性がないため、金属製または樹脂製の制御箱・端子箱に収納し、設備内に設置する必要があります。TBIPシリーズは、M12コネクタによる配線接続と、IP69Kの防水・防塵性能を両立することで、制御箱なしで直接設備に設置可能です。これにより、端子箱レス設計を実現し、設置工数の削減や省スペース化に貢献します。


◇安全用I/Oと一般用I/Oを同時に取り扱えるリモートI/Oユニット
設備では、センサやボタンなど多様な配線が存在し、安全用と一般制御用を個別に管理するのが一般的です。従来は、安全用I/Oと一般用I/Oを混在して使用することができず、それぞれに通信線が必要なため、省配線化が困難でした。TBIPシリーズは、制御の頭脳であるPLCとCIP Safety over EtherNet/IP(以下、CIP Safety)通信で接続することで、安全機器においてカテゴリ4の安全レベルを維持しながら、安全用と一般制御用の混在使用を可能にします。またIEC 61508 SIL3安全認証を取得しており、高い安全性と信頼性を確保しつつ、省配線化・省機器化に大きく貢献します。
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EtherNet/IP、CIP Safetyは、ODVA, Inc.の商標です。IO-LinkはPROFIBUS Nutzerorganisation e.V.の登録商標です。

3.今後の展望
TBIPシリーズは、ジェイテクトがご提案するモノづくり設備のソリューションの一つです。これまで培ってきた技術をつなぎ、新たな製品サービスを生み出し世界中のモノづくり現場に貢献していきます。ジェイテクトはモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダーとして、多種多様な視点で機能価値の向上に貢献する製品を開発し、順次ご提案していきます。

4.今回の開発品を通じて達成可能なSDGsの目標とターゲット
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■9.産業と技術革新の基盤をつくろう
ジェイテクトグループでは「2035年オールジェイテクトによるカーボンニュートラル達成」に向けて、
事業活動に取り組んでおります。
〈参考〉
・TOYOPUC-Nanoシリーズ サイクルレコーダ機能を開発
https://www.jtekt.co.jp/news/2021/001156.html
・3つの頭脳で設備のスマート化を実現する「TOYOPUC-Nano シリーズ」の販売開始
https://www.jtekt.co.jp/news/2019/001244.html
・人と組織の能力の見える化アプリ「スキルアップNAVI」シリーズを開発、販売開始
https://www.jtekt.co.jp/news/2018/001350.html

プレスリリース提供:PR TIMES