
2025年11月4日
株式会社ジー・サーチ
スマホ1台で簡単導入、AI×データ分析で「健康」を促進!ジー・サーチ、「Human Motion Analytics Platform ランニングフォーム診断」を法人向けに提供開始。
株式会社ジー・サーチ(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:植木 誠二郎、以下、ジー・サーチ)は、「データとテクノロジーで、人々の健康と豊かな毎日を支えたい」という強い理念のもと、この度、フィットネスクラブやスポーツ施設、教育機関、ホテルなどの「お客様の健康を支えるパートナーの皆様」に向けて、ランニングや健康に関心の高い社内外の有志との実践を通じて開発したアプリケーション、「Human Motion Analytics Platform ランニングフォーム診断」powered by Uvance(以下 「Human Motion Analytics Platform ランニングフォーム診断」)を、2025年10月17日より提供開始いたしました。
本アプリケーションは、2024年より提供している動作認識AIプラットフォーム「Human Motion Analytics Platform(注1)」を活用しています。富士通のUvance オファリングである「AI Technologies and Solutions」から提供する骨格認識AIが搭載されており、利用者のランニングフォームを自動解析し、専門家のメソッドに基づき、ランニングエコノミー(注2)の向上と理想的な走り方をサポートします。
本サービスを導入いただくことで、フィットネスクラブやスポーツ施設の利用者は、 自身のスマートフォンでランニング中の姿を撮影するだけで、フォームの課題を可視化できます。AIが体幹の傾きや接地角度などを解析し、専門家のメソッドを基にフィードバックを提供するため、自身のフォームを客観的に把握することが可能です。
「Human Motion Analytics Platform ランニングフォーム診断」開発の背景
近年、健康への意識はますます高まり、多くの方が健康的な生活を送りたいと願っています。しかし、多忙な現代社会において、専門的な指導を受ける機会は限られ、日々の運動を効果的に継続することは容易ではありません。このような状況に対し、フィットネスクラブやスポーツ施設を運営される皆様からは、「利用者の方々に、より効果的に運動習慣を定着させたいものの、具体的なアプローチに課題を感じている」というお声が多く聞かれます。
富士通グループは、テクノロジーを通じて社会課題を解決し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。その中でも、人々の「Well-being(精神的、身体的、社会的に良好な状態)」の実現は重要なマテリアリティの一つです。さらに本年度からは「Sports」も新たなマテリアリティとして加わり、スポーツが持つ可能性を最大限に引き出すことにも注力しております。
ジー・サーチは、このような社会全体のWell-being向上とスポーツ振興という大きな目標に共感し、お客様が抱える健康課題をテクノロジーで解決することを使命としています。 長年にわたり培ってきたAI・データ解析技術と、富士通が陸上競技部をはじめとする企業スポーツで培ってきた現場の知見を融合させることで、Well-being・スポーツの領域で真に必要とされるソリューションを提供したいという思いから、本アプリケーションの開発に至りました。私たちは本アプリケーションを通じて、「テクノロジーが、運動をより身近で、より効果的なものに変える」という未来を創造し、お客様と共に、誰もが手軽に運動を楽しみ、成果を実感できる社会を実現し、「健康寿命を延ばす」ことに貢献してまいります。
「Human Motion Analytics Platform ランニングフォーム診断」の主な特長
圧倒的な手軽さ
体にマーカーを貼り付けたり、専用カメラを用意したりする手間は一切不要です。
日常でお使いのスマートフォンで撮影するだけで、場所を選ばず、誰でもすぐにランニングフォーム解析を始めることができます。
世界トップレベルの解析精度
本アプリケーションの根幹には、体操競技の世界大会でメダリストたちの採点をサポートする「Judging Support System」に採用された、富士通が誇る最高峰の骨格認識AI技術が息づいています。24か所の関節点を正確に捉え、ランニングにおける微妙な姿勢の変化や重心移動を、まるでスポーツトレーナーの診断のように高精度に解析します。
専門家が監修した的確な改善アドバイス
解析結果は、日本代表選手もサポートしているベースボール&スポーツクリニックの豊田太郎コーチ監修のもと、開発されました。同氏は、野球だけでなく、様々なスポーツにおけるパフォーマンス向上や障害予防を専門とし、トップアスリートから一般の方々まで、幅広い層の健康維持と競技活動を支援しています。その専門的な知見に基づき、ランニングエコノミーの向上やケガのリスク軽減につながる具体的な改善ポイントを提示します。利用者様はご自身のフォームデータを元に、運動の成果を実感しやすくなり、継続的な運動習慣に繋がります。
ランニングフォームの成長がわかる
解析データはユーザーごとに記録され、いつでも過去のデータを確認できます。これにより、ユーザー自身 の成長過程を実感できるだけでなく、もしパーソナルトレーナーやコーチがいれば、その方のデータ共有も容易となり、より緻密で効果的な指導を受けることも可能です。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202510297997-O3-c46l31N7】
今後の展開
本アプリケーションは、非常に多くの来場者で賑わうEXPO2025大阪・関西万博において、多くの方に体験していただきました(注3)。体験後アンケートからは、「自分のカラダの使い方を意識するきっかけになった」「データでアプローチする面白さを知った」「手軽にフォームチェックができることに驚いた」といった声が寄せられており、テクノロジーの力で、人々が自身の健康に主体的に関わるきっかけを創出できるという手応えを感じています。
ジー・サーチ は今後、本アプリケーションの動作認識AI技術を活かし、屋外ランニングやウォーキングへのフォーム解析にも対応できるよう機能を拡充してまいります。また、Uvance Partner(注4)として、これからも「テクノロジーを通じて、一人ひとりの生涯にわたる健康サポートを実現し、人々のウェルビーイング向上を前進させる」というジー・サーチの理念に基づき、社会に貢献してまいります。
本サービスにご興味をお持ちのフィットネスクラブ、スポーツ施設、教育機関、ホテル、企業の健康経営ご担当者様は、ぜひ下記お問い合わせ窓口までご連絡ください。弊社担当より、具体的な導入事例や活用方法についてご説明させていただきます。私たちは、皆様と共に、より健康で活気ある社会の実現を目指してまいります。
ベースボール&スポーツクリニック 育成コーチ 豊田太郎様のコメント
ランニングをこれから始めてみたい方や初心者にとって、大切なのは「ケガを防ぎながら、楽しく、快適に走ること」です。そのためには、より安全で快適なランニングフォームの習得が欠かせません。今回リリースされるアプリは、科学的な評価と直感的な使いやすさを両立しており、自分の走りを客観的に理解できる点が大きな魅力です。ランニングフォームを整えることでケガのリスクを減らし、より快適に走ることができるようになります。こうした技術がランニングを楽しみたい方や、ランニングを通じて健康づくりをしたい方にとって心強いサポートになることを期待しています。
サービス提供開始日
2025年10月17日
注1:Human Motion Analytics Platformは、富士通のUvance オファリングである「AI Technologies and Solutions」から提供する骨格認識AI(注5)の要素技術をWEB APIを通じて利用できるサービスです。 俊敏かつ多様な動きを高精度に認識できる学習モデルを搭載しており、マーカレスで、24か所の関節を認識します。これにより、複雑な動きであっても精緻に捉えた分析が可能となり、高精度な解析を実現します。
注2:ランニングエコノミーとは、ランナーが走る際に消費するエネルギー(酸素摂取量)の少なさを示す指標です。ランニングエコノミーが高いほど「燃費の良い走り」ができ、少ないエネルギーで効率的に走ることができる、パフォーマンスの向上や疲労の軽減につながります。
注3:EXPO2025 大阪・関西万博「万博で未来を体験しよう」(日本弁理士会主催)に、富士通株式会社と共同出展(10/8~10/10)。
注4:「Uvance」の目指す持続可能な世界に向けたサスティナビリティ・トランスフォーメーションには、多様な知見と技術を結集し、共に未来を創造するパートナーの存在が不可欠です。Uvance Partnerは、「Uvance」のオファリングを組み込み、最先端技術やノウハウを活かした革新的なPowered by Uvance製品を開発、提供します。
注5: 富士通が開発した体操の競技採点をサポートするJudging Support Systemで培った高精細な画像分析技術、ノウハウおよびAI技術を融合し、人の動きのデジタル化・データ解析を実現します。
