黒竜江省での観光産業開発会議が質の高い観光開発を促進



 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202506251169-O1-P3L6xuu0

AsiaNet 200903 (0128)

【撫遠(中国)2025年6月25日新華社=共同通信JBN】夜が明けて、撫遠の丘の上にあるDongji Pavilionでは観光客が息をのむような日の出に期待を膨らませています。間もなく、中国最東端のこの都市で第7回黒竜江省観光開発会議(Tourism Industry Development Conference in Heilongjiang Province)の幕が上がります。

撫遠市は、今まさに世界各地からの来訪者を迎えるために、その魅力を存分に発揮しています。若者に人気の新しい施設「Shell Beach Camp」では、川が穏やかに海岸線をなで、白い砂浜が行楽客を呼んでいます。黒瞎子島のWild Bear Park(探秘野熊園)では、子熊と母熊が水遊びをする様子が、人と自然の調和を鮮やかに描写しています。巨大なルビーの海のようなクランベリー農園では農業と観光が融合し、多くの観光客を引き寄せています。この会議は、港湾施設の最適化と通関手続きの合理化を図り、港湾サービスの向上と北東アジアの地域協力の重要拠点の育成を同市に促します。

この会議はハルビン、宜春、黒河、牡丹江、大慶、チチハルで成功裏に開催されてきました。今年はジャムス市の撫遠にバトンが渡されます。

黒竜江党委員会と政府が2018年から毎年、開催都市を選定しているこの会議は、黒竜江の人々にとって欠かせないイベントとなっています。そして今、第7回会議が間近にせまっています。

この会議は各都市で観光インフラ、公共事業システム、経済社会開発を大きく促進し、未来に向けた新しい考え方、構想、施策を刺激しました。その結果、黒竜江を旅のリストに加える観光客がますます増えています。黒竜江省統計局によると、同省は2024年に2億8239万8000人の観光客(前年比29.1%増)を迎え入れ、その消費額は3701億2000万元(前年比67.1%増)に達しました。

今年の会議は「シンプル、安全、エキサイティング」という原則を堅持して「統合のための新たなモメンタムを創出、観光の新たな機会の共有」をテーマに掲げ、観光協力、革新的なアプリケーション、消費アップグレードのためのプラットフォームを構築し、市場志向の運営、標準化された建設、規律ある管理、そして観光における知的な実践を向上させ、消費の潜在力を解き放ちます。最終的に、この会議が都市の繁栄と地域社会の利益に貢献することが期待されています。

 
ソース:Organizing Committee of the 7th Tourism Industry Development Conference in Heilongjiang Province