上品で上質。しっとりして、どこかたおやかな新しさ…それがアウディのデザインイメージだったのに、新型アウディはどことなく古臭い。いや、新しさが感じられない。
BMW『7シリーズ』に設定された、リモート・パーキング。すでに他社からも出ている自動駐車システムを、車外からリモートキーで行うというものである。
同じような服を着ても、袖を折り返したりアクセントになる色を加えたりするだけで大きく印象は変わってしまう。ファッションセンスは、こうしたほんのわずかなポイントをつかめるかどうかだと思う。そしてその「わずか」の差は、とてつもなく大きい。
すでに購入してしまった人にとって、マツダ『CX-3』のマイナーチェンジは、ちょっと嫉妬するレベルである。
独自の世界観を突っ走る『DS 5』。見るからに大柄なボディ。そして、キャビンがぐっと平たく押さえられたスタイル。さらにヘッドライトやグリルあたりにはスパイスのあるデザインラインが加えられ、マイウェイばく進中である。
標準車の『DS 4』に対し、最低地上高は20mm上がって170mm。けれど、全体的なボディサイズ、及びアイポイントは30mmプラスの、クロスバックである。走り出しは、ロードノイズが静か。車内への音の侵入が少なく、耳への負担がかなり小さい。
そもそも、このサイズのMTが楽しくないわけがない。全長3965mm。明らかに小さく、そして軽い。そこに1.6リットル+ターボエンジンが搭載されているのだから、そりゃもう走らせたら、体温が0.5度、心拍数が2割、血圧が3割上がるのである。計ったことないけれど。
パワーソースは、敢えての★2つ。これは本当に切実な願いで、改良していただきたいゆえの厳しい評価なのである。トヨタ『パッソ』は、振動が大きい。それもこのクルマが一番、使われるであろう40km/hあたりで。
スズキ『イグニス』、ちっちゃ。乗っているときはさほど感じないけれど、駐車スペースに収めるとその小ささに改めて見入ってしまう。
車内を広くして5人乗りに。FCユニットを収めてなお、これだけ広ければ十分な余裕をもって車内にいられる。低い重心で安定した走り。スポーツモードにすれば回生ブレーキがきいて、アクセルペダルへの反応が敏感になる。