今後、プジョーはこの『508』シリーズを、すべてディーゼルにするという。大胆な決断ではあるものの、乗るとその判断が正しいことがよくわかる。なにせ乗りやすい。
ハイブリッドに求めるものは、加速か燃費か。『アコード』の場合、その両方が手に入ると思う。アクセルを踏んだときの反応のよさ。瞬発力のあるトルクで、するっすると加速していく。しかも静かに。
フランス、イタリア、スペインといったラテンの国々はディーゼル比率が高い。車両本体価格が多少高くとも、走行距離×車両保有年数に、軽油価格の安さをさらに掛け算すれば、だんぜん安いということになるからだ。
人だってクルマだって、見た目で決まる。理屈ではない。好き嫌いは説明できないのである。『ゴルフトゥーラン』の「Rライン」。フロントバンパー、サイドスカート、リアバンパーと、車両に一周ぐるっとエアロパーツをほどこして、印象ががらりと変わった。
愛らしい顔立ちとスタイル、着せ替え人形的なわくわく感をまとったミニ。けれど、その外観に惑わされるなかれ、中身は硬派なミニである。
上品で上質。しっとりして、どこかたおやかな新しさ…それがアウディのデザインイメージだったのに、新型アウディはどことなく古臭い。いや、新しさが感じられない。
BMW『7シリーズ』に設定された、リモート・パーキング。すでに他社からも出ている自動駐車システムを、車外からリモートキーで行うというものである。
同じような服を着ても、袖を折り返したりアクセントになる色を加えたりするだけで大きく印象は変わってしまう。ファッションセンスは、こうしたほんのわずかなポイントをつかめるかどうかだと思う。そしてその「わずか」の差は、とてつもなく大きい。
すでに購入してしまった人にとって、マツダ『CX-3』のマイナーチェンジは、ちょっと嫉妬するレベルである。
独自の世界観を突っ走る『DS 5』。見るからに大柄なボディ。そして、キャビンがぐっと平たく押さえられたスタイル。さらにヘッドライトやグリルあたりにはスパイスのあるデザインラインが加えられ、マイウェイばく進中である。