JR西日本がバイオ燃料の実証実験…気動車の100%置換え目指す 2022年度から 1枚目の写真・画像

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次世代バイオ燃料の実証実験に使われるJR西日本初の電気式気動車DEC700。実証実験は、国土交通省が公募した「鉄道技術開発・普及促進制度 令和4年度新規技術開発課題」(鉄道車両におけるバイオディーゼル燃料の導入に向けた技術開発)において採択された鉄道総合技術研究所とJRグループの共同提案による計画を基に実施される。
《写真提供 西日本旅客鉄道》 次世代バイオ燃料の実証実験に使われるJR西日本初の電気式気動車DEC700。実証実験は、国土交通省が公募した「鉄道技術開発・普及促進制度 令和4年度新規技術開発課題」(鉄道車両におけるバイオディーゼル燃料の導入に向けた技術開発)において採択された鉄道総合技術研究所とJRグループの共同提案による計画を基に実施される。
国鉄型のキハ40系も次世代バイオ燃料の実証実験に供される。
《写真提供 写真AC》 国鉄型のキハ40系も次世代バイオ燃料の実証実験に供される。
次世代バイオディーゼル燃料は、成分や二酸化炭素(C02)排出量が従来の軽油とほぼ同等であるものの、原料となる微細藻類や植物が成長過程での光合成により吸収するCO2と排出時のCO2が相殺されるため、CO2排出量が実質的にゼロと見做されるという。
《資料提供 西日本旅客鉄道》 次世代バイオディーゼル燃料は、成分や二酸化炭素(C02)排出量が従来の軽油とほぼ同等であるものの、原料となる微細藻類や植物が成長過程での光合成により吸収するCO2と排出時のCO2が相殺されるため、CO2排出量が実質的にゼロと見做されるという。
次世代バイオ燃料実証実験のスケジュール。エンジン性能確認試験では軽油と次世代バイオ燃料の混合から始め、当初の5%から混合率を段階的に100%まで引き上げ、軽油との差異を確認する。走行試験では次世代バイオ燃料を100%使い1日1往復走行。通常期・夏期・冬期に各1か月程度の実験を行なう。長期走行試験では各車1日200km程度を走行し、燃料消費量の変化や品質レベル、営業列車における安全性や安定性が担保できるかを確認する。
《資料提供 西日本旅客鉄道》 次世代バイオ燃料実証実験のスケジュール。エンジン性能確認試験では軽油と次世代バイオ燃料の混合から始め、当初の5%から混合率を段階的に100%まで引き上げ、軽油との差異を確認する。走行試験では次世代バイオ燃料を100%使い1日1往復走行。通常期・夏期・冬期に各1か月程度の実験を行なう。長期走行試験では各車1日200km程度を走行し、燃料消費量の変化や品質レベル、営業列車における安全性や安定性が担保できるかを確認する。

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