日本精機、デンソーのヘッドアップディスプレイ事業を譲受へ

ヘッドアップディスプレイのイメージ
  • ヘッドアップディスプレイのイメージ

日本精機は8月28日、デンソーが運営するヘッドアップディスプレイ(HUD)事業を譲り受けることを取締役会で決議し、同日付でデンソーとの間で事業譲渡契約を締結したと発表した。

HUDは自動車のフロントガラスに走行速度やナビゲーション情報などを投影する映像表示装置で、搭載率の上昇とともに市場の成長が続いている。調査会社テクノシステムリサーチの2025年調査によると、2024年のHUD市場は前年比約1.25倍に拡大し、全自動車に対する搭載率が10%を超えた。2035年には世界で2100万台規模に達する見込みだ。

日本精機は現在の中期経営計画において「HUD事業の成長性確保および収益性改善」を重要な事業戦略の一つに掲げており、2026年3月期のHUD生産台数は約210万台。主な顧客は欧州のBMW、アウディ、米国のGM、クライスラー、日本のマツダなどだ。

《森脇稔》

特集