住友ゴム工業、低頻度タッピングで天然ゴム持続調達へ…タイ・フランス機関と共同研究

・住友ゴム工業はタイ天然ゴム公社・フランスCIRAD・タイの2大学と共同研究協定を締結し、低頻度タッピングシステムが天然ゴムの品質に与える影響を調査する。

・タイでは労働者不足や高齢化が深刻で、タッピング回数を減らす低頻度タッピングシステムが人手不足対策として期待されている。

・住友ゴムは生産性向上と労働環境改善の両面から持続可能な天然ゴム調達を推進し、生物多様性・人権をマテリアリティに掲げている。

DUNLOPが天然ゴムの持続可能な生産に向けた共同研究を開始
  • DUNLOPが天然ゴムの持続可能な生産に向けた共同研究を開始

ダンロップブランドを展開する住友ゴム工業は、国際的な天然ゴム研究プラットフォームであるHRPP(Hevea Research Platform in Partnership)のプロジェクトとして、タイ王国天然ゴム公社(RAOT)、フランス国際農業開発研究センター(シラッド)、タイ王国のカセサート大学およびコンケン大学と共同研究協定をタイ・バンコクで締結した。

本研究では、ゴムノキから天然ゴムの原料となる樹液(ラテックス)を採取(タッピング)する回数を減らす「低頻度タッピングシステム」が天然ゴムの品質や内部構造に与える影響を調査する。あわせて、ゴム農家が本システムを導入する際の課題や促進のための要因を分析し、持続可能な天然ゴム調達に向けた取り組みを加速する。

東南アジアの天然ゴム産業では、ゴム価格の変動に加え、気候変動や労働力不足への対応が課題となっている。なかでもタイでは、ゴムノキから樹液を採取する労働者の不足が深刻化しており、小規模農家では労働力の高齢化や担い手不足が問題となっている。

《森脇稔》

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