合同会社DMM.comは、10月からTesla Japanの家庭用蓄電池「Powerwall 3」の販売を開始すると発表した。
Powerwall 3は2025年のオームアナリティクスの調査レポートで全米シェアNo.1とされる製品だ。
DMMはこれまで「自然エネルギーの分野で取り扱えるアセットを増やし、お客様へ提供できる価値を拡大する」という方針のもと、太陽光発電をはじめとするエネルギー設備の普及・運用を進めてきた。今回、DMMの国内での展開力・施工ネットワークが評価され、テスラとの販売提携が実現した。
■日本市場向けの認証・補助金対応
Powerwall 3は日本市場向けに国内安全認証(JIS C 4412およびJIS C 8715-2)、IoT製品セキュリティ認証制度(JC Star)、通信規格(ECHONET Lite)を新たに取得した。また、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)の機器登録も完了しており、国や各自治体が実施する補助金制度を活用した導入が可能だ。
例えば東京都では「家庭における蓄電池導入促進事業」として最大120万円の補助金が用意されており、経済的負担を軽減しながら導入できる。
■Powerwall 3の主な特長
Powerwall 3はテスラが培ってきた電気自動車と蓄電技術を結集したハイブリッド型の家庭用蓄電システムだ。太陽光発電用のパワーコンディショナーを内蔵し、太陽光パネルの直接接続が可能。業界最高レベルの変換効率(DC→AC)97.5%を実現している。単機能型としても利用でき、既設のパワーコンディショナーをそのまま使いたいユーザーにも対応する。
最高出力は9.69kWで、従来のPowerwall 2(5kW)の約2倍に向上。家庭内のほぼ全ての電化製品を同時に稼働させることが可能で、停電時でも普段通りの生活を維持できる。
耐候性も強化されており、動作温度範囲はマイナス20度~プラス50度。防塵・耐重塩害に加え、新たに耐浸水性能(下端から60cm)を追加した。北海道から沖縄まで幅広い環境に設置できる。
スマートフォンアプリ「Tesla App」でリアルタイムにエネルギー状況を確認・管理できるほか、テスラ独自のAI技術「Opticaster」が気象予報・電力需要・電気料金の変動を機械学習で分析し、各家庭に最適なエネルギー管理を自動で実行する。
■製品概要
蓄電容量は13.5kWh、定格出力・自立運転時出力ともに9.69kW。サイズは高さ×横幅×奥行き=1105×609×193mm、重量は130kg。屋外・屋内への設置が可能で、床置き・壁掛けの両方に対応する。メーカー保証は10年で、DMMオリジナルで「自然災害補償」「延長保証」オプションも提供予定だ。
■今後の展開
DMMは全国の認定販売施工会社(認定パートナー)のネットワーク拡大を進めるとともに、施工トレーニングや製品勉強会を実施し、高品質な施工体制を構築する方針だ。住宅用エネルギー市場でのシェア拡大を目指す。




