阪急阪神エクスプレスのインド法人、HANKYU HANSHIN EXPRESS INDIA PRIVATE LIMITEDは、インド西部のアーメダバード市近郊のサナンドに新たに事務所を開設し、11月3日より業務を開始すると発表した。
グジャラート州のアーメダバード市近郊に位置するサナンド地区・ドレラ地区は、急成長中の工業地域で、近年は製造業の中心地として世界から注目を集めている。特に、両地区の代表的な工業団地であるサナンド工業団地・ドレラ工業団地では、自動車関連や半導体関連を中心に日系およびグローバル企業が多数進出している。
同事務所の立地するICDサナンドは、両地区から最も近いICD(内陸コンテナ蔵置場)で、税関が常駐し、事務所棟には通関業者も拠点を構えている。また、ICDで通関したコンテナは配送後に空コンテナを港まで戻す必要がなく、配送コストに大きなメリットがある上、民営であることから柔軟な対応とハンドリングサービスの品質に定評がある。
同事務所では、グジャラート州のムンドラ港・ピパバブ港からICDサナンドへの保税での鉄道輸送・陸送およびICDサナンドから両地区への配送まで、ICDサナンドを経由する海上輸送の出荷・通関モニタリング等を行う。加えて、ICDサナンド内に常駐する税関や通関業者らとの対面コミュニケーションにより、イレギュラーに対する迅速な対応が可能となる。
同社は今後もその強みを活かして、両地区の顧客のニーズに的確に応え、更なる事業拡大を目指す、としている。



