ロート製薬など3社、共同配送開始…積載率13%向上でCO2は32%削減

【積み付けの様子】上段:ロート製薬製品 下段:ミルボン製品
  • 【積み付けの様子】上段:ロート製薬製品 下段:ミルボン製品
  • 共同配送のスキーム

ミルボン、ロート製薬、Haleonジャパンの3社は10月8日、持続可能なサプライチェーン構築を目的とした物流効率化の取り組みとして、東洋倉庫株式会社の協力のもと、3社における共同配送を開始したと発表した。

物流業界では、慢性的な人手不足やドライバーの長時間労働などにより業界全体の持続可能性が課題となっている。各社は従来、2段積みによる高積載輸送など効率的な輸送に取り組んできたが、パレットや製品規格の影響で発生する積載余剰空間や過剰供給リスクなど、単独での輸送効率改善の難しさがあった。

そこで、配送ルートに共通性があった3社にて製品を混載する共同輸送システムを構築した。このシステムにより輸送効率の最大化を図るとともに、CO2排出抑制、ドライバーの働き方改革など、サプライチェーンに関わるみなさまの持続可能性へ貢献している。


《森脇稔》

特集