ハリウッド映画の撮影現場にクリーン電源システム、CO2大幅削減へ…ReVoltがVicorと開発

ReVolt社が映画の撮影現場や屋外スタジオに電力を供給する、クリーンで移動可能、常時稼働の新しい電源ソリューションを開発
  • ReVolt社が映画の撮影現場や屋外スタジオに電力を供給する、クリーンで移動可能、常時稼働の新しい電源ソリューションを開発
  • ReVolt社のポータブル電源ユニット
  • BCM4414を使い800Vを48V/35Aのバスに変換・絶縁し、DCM3414により24Vの負荷電圧に安定化

ビコー(Vicor)コーポレーションは、リボルト(ReVolt)ホールディングスが開発したCO2削減を実現するポータブル電源ユニットに、同社の電源モジュールを採用したと発表した。

リボルト社は、映画の撮影現場や屋外スタジオに電力を供給するクリーンで移動可能、常時稼働の新しい電源ソリューションを開発した。同システムにより、カメラ、音響・照明機器から、特撮用装置やベースキャンプに至るまで、あらゆる設備に静かで高効率の給電ができ、CO2を全く排出しない。

現在、多くの制作会社は、騒音が大きく環境に有害な、ガソリンやディーゼル発電機で映画セットを動かしている。映画セットの設営面積が巨大化して、特殊な電子機器が増加するにつれて、エネルギー需要は急激に高まりCO2排出量も危険なレベルにまで増大している。


《森脇稔》

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