クオルテック、ミストめっき技術の開発拠点を開設…立命館大と共同で

新たな研究開発拠点の開所式
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  • MAPプロジェクト

クオルテックは9月25日、「MAPプロジェクト」の研究開発を加速させるため、立命館大学びわこ・くさつキャンパスのテクノコンプレクス産学連携ラボラトリーに新たな研究開発拠点を開所したと発表した。

このプロジェクトでは、立命館大学総合科学技術研究機構の高橋勲客員教授と共同研究を進めている。クオルテックは独自に開発したミストめっき法を用い、従来のめっき技術では困難だったガラスや樹脂、セラミックなどの絶縁体上への各種金属成膜技術の研究を行う。

このミストめっき法は、従来のめっき工程で課題とされていた大量の廃液処理問題を解決するだけでなく、ウェット処理からドライ処理への転換により大量の水使用の削減にも寄与し、環境負荷を極めて小さくする新技術の提供を目指す。


《森脇稔》

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