大王製紙は、セルロースナノファイバー(CNF)複合樹脂の商用プラントでの生産を開始した。
三島工場(愛媛県四国中央市)に設置した新たな商用プラントは、従来のパイロットプラントから20倍の生産能力となる日本最大の年産2000トンのCNF複合樹脂製造設備だ。
同社は2020年度から2022年度にかけて、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「炭素循環社会に貢献するセルロースナノファイバー関連技術開発」事業において、CNFの製造コスト低減を目的とした製造プロセスを開発。その成果を基盤として事業化を進めてきた。