メルセデスベンツグループは、2025年上半期(1~6月)の世界新車販売台数を発表した。総販売台数は107万6300台。前年同期比は8%減だった。メルセデスベンツ乗用車ブランドの販売台数は90万台(前年同期比6%減)となった。第2四半期では45万3700万(同9%減)の車両を販売した。
同社のマーケティング・セールス担当取締役のマティアス・ガイゼン氏は「米国とドイツでは関税の影響にもかかわらず、トップエンド車両を含む製品への顧客需要は良好だ。中国では競争が激しい環境の中、上半期にトップエンド高級セグメントで首位を維持できた」と述べた。
新たな世界的な関税政策への対応として在庫管理を慎重に行った結果、特に米国と中国でのメルセデスベンツ乗用車の販売に影響が出た。一方で、米国とドイツでの顧客への納車は堅調で、それぞれ26%、7%増加した。