コンチネンタルの自動車部門、独立会社「AUMOVIO」として240億ユーロ超の売上目標を発表

「AUMOVIO」のロゴ
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コンチネンタルの自動車部門が9月に独立上場会社「AUMOVIO」として事業を開始するにあたり、キャピタルマーケットデイで戦略目標を発表した。

AUMOVIOは長期的に売上高240億ユーロ超を目指すと発表した。2024年の売上高196億ユーロから大幅な成長を計画している。同社は世界的な開発・生産体制、確立された顧客関係、ソフトウェア定義車両(SDV)と安全で魅力的なコネクテッド・自動運転モビリティソリューションの高成長・高付加価値技術への明確な焦点を基盤とする。

近年開始された変革プログラムにより、既に収益性が大幅に改善されている。フリート管理ソリューション事業者ゾナーの売却やイタリアのドラムブレーキ工場の売却などポートフォリオの集約により、困難な市場環境にもかかわらず将来の価値と収益性向上の堅実な基盤を構築している。長期的には調整後EBIT利益率6.0~8.0%の達成を目指す(2024年:2.5%)。

ベリルズの市場分析に基づき、AUMOVIOは同社製品セグメントにおける車両当たりソリューション価値が2029年まで年平均4~5%成長すると予想している。これは同期間の世界の乗用車・軽商用車生産台数の成長率を大幅に上回る。世界のほぼ全ての主要自動車メーカーとの確立された顧客関係を基盤に、将来のAUMOVIOは2024年に193億ユーロの受注を記録した。


《森脇稔》

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