新電元とeMotion Fleet、EV充電器とFMS/EMSの連携検証完了、商用EV導入を加速

新電元製充電器とeMotion Fleet のFEMS/EMSシステム連携図
  • 新電元製充電器とeMotion Fleet のFEMS/EMSシステム連携図
  • eMotion Fleetが新電元製充電器とEV運行・エネルギー管理システムの連携検証を完了

eMotion Fleetは、新電元工業のEV充電器と、eMotion FleetのEV運行・エネルギー管理システム(FMS/EMS)との連携検証を完了したと発表した。

今回の検証では、国際標準通信プロトコル「OCPP(Open Charge Point Protocol)2.0.1」を活用し、新電元工業製充電器とeMotion FleetのFMS/EMSとの接続テストを実施。両システムがシームレスに連携できることを確認した。これにより、車両運行管理者はeMotion FleetのFMS/EMSを通じて新電元製の充電器の遠隔監視・制御が可能となり、充電データをリアルタイムで取得・分析することで、運行計画に応じた最適な充電管理が実現する。

新電元は、通常の急速充電器に加え、デザイン性と設置自由度を高めた「見せない普通充電器」シリーズも展開している。輪止めブロックより小型の筐体を採用し、地面・壁面・天井など多様な場所への設置に対応。操作部を排除したシンプルな設計により、省スペース化と利便性を両立している。専用通信中継器「GX1」を併用することで、複数台の充電器を一括で管理することも可能だ。


《森脇稔》

特集