米国のAIデータクラウド企業のSnowflakeは、製造業界向けAIデータクラウド「AI Data Cloud for Manufacturing」の提供をさらに拡充し、特に自動車向けに特化したソリューション強化に注力すると発表した。
2023年4月から製造業界におけるSnowflakeプラットフォームの採用が顕著に進んでおり、データアプリケーションの開発やデータコラボレーションの取り組みが416%の成長を見せている。また、アナリティクスソリューションの採用は185%増加し、データサイエンスソリューションも188%成長した。
Snowflakeは現在、自動車業界独自のニーズに応えるため、AIデータクラウドのさらなる強化に取り組んでいる。この戦略的投資は、「コネクテッドSDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)」、「自動運転」、「電動化」、「高度な製造(Industry 4.0)」という4つの主要トレンドに対応するものだ。
これらの進化により、自動車の開発から製造、サプライチェーン、アフターサービスまでのプロセス全体を通して膨大な量のデータが創出される。Snowflakeの強力なデータ共有およびAI機能を専門パートナーのソリューションと組み合わせることで、自動車のエコシステム全体がシームレスに連携できるようになる。
主要なOEMの80%が、データやAIの取り組みでSnowflakeのプラットフォームを活用している。CarMax、Cox Automotive、Penske Logisticsといった自動車業界の主要企業がすでにSnowflakeを活用し、高度なアナリティクス、コネクテッドカーのリアルタイムのインサイト、安全なデータ連携により、業務を変革している。