ドイツに本拠を置くWebasto(ベバスト)は、「上海モーターショー2025」で、革新的な車両用パノラマルーフ「グリーナールーフ」を初公開した。
持続可能な経済への移行は業界全体にとって大きな課題となっている。鉄鋼やアルミニウム、ガラスなどのエネルギー集約型材料は、今後、製造プロセスの最適化と効率的な使用によってCO2排出量を削減することが求められている。
ベバストのエンジニアリングチームは、設計を通じて持続可能な車両部品をすでに実現できることを示した。パノラマルーフの重要な構成要素の一つの鋼製フレームは、車両全体の剛性に寄与するが、CO2排出量も多い。プラスチックなどの低CO2材料を使用する革新的な設計アプローチにより、必要な鋼材の量が大幅に削減されたという。