朝日放送テレビとCarstay(カーステイ)は、大地震などの災害発生時に、朝日放送テレビの取材拠点として、Carstayが運営するキャンピングカーを貸し出す包括連携協定を締結した。Carstayが2月28日に発表した。
Carstayは現在、キャンピングカーと車中泊スポットのシェアリング・サービス、車両製造、改装支援など国内最大級のバンライフのプラットフォーム事業を展開している。
大地震などの災害発生時、Carstayは朝日放送テレビから要請を受けて、キャンピングカーを手配し、被災地での取材活動・報道を支援する。また、平時においても、防災訓練時のキャンピングカーの手配・貸出など、キャンピングカーや車中泊関連の技術・実務的なサポートを中心に、報道・防災活動を支援。2社の連携により、キャンピングカーを拠点とした現地からの報道により、被災地の状況を正確・迅速に伝えることを目指す。
また、朝日放送テレビの記者や取材クルーが災害時にキャンピングカーを適切に運用できるよう、朝日放送テレビの敷地内にCarstay提供のキャンピングカーを設置して、定期的に災害時の利用を想定した訓練も実施する。
2月に開催した1回目の運用訓練では、災害担当者をはじめ、記者やディレクター、カメラマンら約50人がキャンピングカーでの編集作業、打ち合わせ、休憩、車中泊などを体験。訓練を経て参加者は電源の重要性や車内整備の運用方法などを学んだ。
キャンピングカーを活用した2回目の訓練は2025年夏頃を予定している。


