パナソニック ホールディングスは、日本初となる1人のオペレーターによる遠隔操作型小型車の複数地域、合計10台同時の公道走行の実証実験を開始したと発表した。
この取り組みは、深刻化する物流業界の人手不足や買物困難者の増加といった社会課題に対応するものだ。パナソニックは自動搬送ロボット「ハコボ」と遠隔管制システムを組み合わせたロボットソリューションを開発し、ラストワンマイル配送や移動販売、情報発信などでの活用を推進している。
今回の実験では、AIによるオペレーター業務サポート機能を新たに開発し、作業負荷を大幅に低減させることで、同時運行可能なロボット台数を10台に増やすことに成功した。実験は神奈川県藤沢市、大阪府門真市、佐賀県佐賀市の3地域で行われている。